スメハラで退職します

嗅覚過敏の生き方について

外出先での嗅覚過敏対策

基本、人の少ないところを選んでいる。

生活ランクの高い客層のスーパー。

海のある公園。

コロナ渦ということもあり仕事以外で出かけることは極力避けている。

 

価格が高めのスーパーでも、本当に必要なものしか買わないから安い。

普段使いのスーパーであれこれ買うほうが高くつくし、セールでは価格帯もほぼ同じであることも。

ネットショッピング(代引き以外)も利用する。

宅配の人には、玄関先に置いてもらって直接受け取ることは避けている。

 

それでも、この世に、においをまとっている人は一定数いるため「無臭」ではない。

最近は鼻栓(ティッシュ)+マスクで対応することで、つらい思いをすることが激変した。

 

あと、うまく表現できないが「香水や柔軟剤のにおい」がしそうな人を見た目で判断できるようになる。「においしなさそう」な人が違っていることのほうが多かったけども、それも段々分かりつつある。

事前に予測し、対策をしたうえで自分から距離を置く、近づかない。

その人が先に入店するのを見かけて、買い物をあきらめることも。

 

エレベーターは極力使わず、エスカレーターにする。または先送りにして、誰もいなくなってから乗る。途中で乗った人ににおいを感じたら目的階数でなくても降りる。

対応する店員さんがにおいを感じたとき「失礼します」と離れるし、もう行くことはしない。

(今まで気を使って我慢していたけど、自分を大事にすることにした)

 

外食していたころは、ホールの人がにおう場合「次からほかの人に持ってきてもらっていいですか」と伝える。そうすると、上司か先輩らしき人が来るようになって「なにかございましたか」となる。

「先ほどの方の香水か柔軟剤のにおいで体調悪くなるので」と(忙しいのにごめんねモードで)伝える。

その後、いくら誠実に対応してもらえても、店員がにおう時点で、そういうことを気にしていないお店ということなので次に行くことはない。チェーン店なら、全国規模で同じ意識なのだと思う。

 

私の勤務先がそうだから、間違いない。

 

何度かやりとりしていて感じたことは、においを感じたとき「飲食店で店員がにおうとかどうなの?」という感情を表に出さず、静かに事実だけ伝えるのが一番ということ。

 

「くさいんだけど?!」とストレートな言葉を放ってその後、穏やかな気持ちで過ごせることはない、たぶん。

 

こんな日々だから、人気のいない場所を見つけることが増えた。

 

生きづらいけど、仕方ない。

 

においのする人、嗅覚過敏の人どちらかが悪いわけではない。

喫煙と同じではないかな、と思う。

お互い心地よく生活できるように、距離を置く。

 

無臭ブームがなつかしいし、復活してデフォルトになってほしいな。

 

タバコのように20年先には、ルールが生まれるのだろうか。