スメハラで退職します

嗅覚過敏の生き方について

部屋干しができなくなる

においをあまり感じない一般的な衣料用洗剤を使っている。

製造終了になったので、買い置きがなくなったときのことをいつも考えている。

 

新シリーズを試してみることにした。

若干洗い終わりににおいは感じるけど、症状はないし乾いたらにおいも感じない。

 

夜に洗濯をし、部屋干ししていたら、家族が急に咳をし出す。ずっと止まらない。

立て続けだから、息を吸うことができず顔色もおかしくなる。

背中をさすろうとも嫌がるので、どうしたらいいのか分からずおろおろするしかできなかった。

 

「どうしたの?大丈夫?」

「・・・苦しい。死ぬかと思った。なんか、いつもと違う洗濯のにおいだなぁと思ったらのどがイガイガしてきてあれ?って。しばらくしたら咳がこみあげて止まらなくなった。

咳が噴水みたいに湧きあがる感じで、もう息できないの。乾いた服は着れるから、自分がいないときに干してくれれば大丈夫だと思う。」

 

その洗剤は即処分した。

 

目に見えない成分で、息ができなくなるなんてとても怖かった。

同じ空間の中で、平気な人と呼吸困難になる人がいる。

 

最近は、今までの買い置きの洗剤に目のチカチカと、のどのイガイガを少し感じるようになったらしい。次の洗剤が見つかるまで、私が1人の時に洗濯をして乾ききったものを家にいれるようにしている。これなら大丈夫らしい。

 

家族は、根性論を持論とし神経も図太い。体も丈夫。

だからこそ、洗剤のにおいで体調崩す私に「気にしすぎじゃないの」「ストレスも関係ある」

「鼻栓はどう?」とメンタル方面でのアドバイス?をしていた。

 

自分が経験して「体・・なんか変わっちゃったのかなぁ。どうしよう 泣」と漢から女子に。

「我慢したら体に悪いよ」と言うようになった。

 

感覚過敏の人のイメージって、いろいろと敏感に受け取るからであって、もっとリラックスしたらいいのでは?という感じがあるらしい。そういう言葉をたくさんいただいてきた。

「ストレスのせい」

「気にしすぎ」

「しっかりしろ」

 

こう返事したかった。

「花粉症みたいに、誰もが突然なるんですよ。」