スメハラで退職します

嗅覚過敏の生き方について

柔軟剤のにおいなしにはできない

今日は、20代男性のにおいを感じなかった。

時々、通り過ぎた後ムッとするにおいを感じたので0ではない。

こういった日が今まで数回あったけど、数週間もするとまたにおいだす。

 

雨の日の後とか、数日においがかなり抑えられたと感じる時は、新しいにおいに変わる節目。

 

お母さんが、柔軟剤を切らして別のものを買いに行く期間なんだと思う。

決して、子供が職場でにおいを指摘されたからではない。

 

お母さんは分かっているのだろうか。

「安い」「いい香り」「なんとなく気分上がる」

このような理由で使っている柔軟剤の香りで、家族の職場、学校で誰かが

家族に対して心底憎しみを向けていること。

先生や上司に注意を受け、気まずい立場に立っていること。

「スメハラ、パワハラ」だと実は他にも不快に思っている人が何人もいて、気づかわれながらも

なんとなく浮いている現実。

使っている自分の鼻が慣れて、においを感じなくなり量が増えていること。

誰かを退職にまで追いつめていること。

そこまで香りをまといたい理由って何なのかを聞きたい。

 

 

 

初めてにおいがなくなった日は「分かってくれた」とうれしかった。

でも、数日後違うにおいに変わった時の落胆。

それを何度か経験しているから、その結果が彼の私への向き合い方なんだと受け止めている。

 

今まで、犯罪を犯してしまうのではないか、というほど彼を憎んだ。

強いにおいを感じた時ほど感情的なこみあがる何かを体の中で感じる。

 

それがとても苦しいし、ストレスに感じていると家族に言ったら

「苦しみは分かる。でも相手を憎んではいけない。

問題先送りタイプの上司の元ならば、離れるか距離を取るしかないんじゃない?

受け入れる必要もない。」

「人間、好きなにおい、苦手なにおい、だめなにおいがある。

だめなにおいは体調不良起こすにおいね。社会が変わらなければ、この線引きはあいまいなまま。タバコと同じ。20年前は、分煙なんてなかった。タバコを嫌う人が逃げていた。

人の嗜好品に口出しするな時代だったよね。今は、どちらも心地よく過ごせる社会目指していろいろ対策が進んでいる。柔軟剤や香水、化学物質に対する身体への被害がデータ化して社会問題になったころ、規制とか生まれるんじゃないかな。

長い目でみて、そう思うしかない。

今は、つらい側が避けるしかないんじゃない?会社も数年前まで社員食堂喫煙可だったように。上が気にしないとか問題に向き合いたくないのなら変わらないよ。

自分も職場で、すごくにおう人がいて吐き気がするから最大限距離取ってるし、関わりを持たないようにしている。この前、客のにおいで呼吸困難になった。「救急車呼びましょうか?」って背中さすろうとして密着するの、「寄るな。あんたのせいだー!!」って声なき声。

この時代じゃ、しょうがないんだよ、しょうがない。」

と、言ってくれた。

 

 

取り返しがつかなくなることをしてしまう前に、離れる。

しないとは言い切れないし自信もない。

正当な理由が許されるなら、と考えてしまう身勝手な弱さが、自分をさらに苦しめる。

 

お互い、同じ空間にいることが不幸なんだ。

 

それが退職。

 

 

いつもの洗剤が製造終了になった次

使っていたのは、「アタッ〇neo」。

一般的な洗剤の中で一番においが少なく

体調も崩さない商品だった。そこに「ワイドハイ〇ー」を足して使う。

 

数年前から、製造終了して「アタッ〇 neo 抗菌ex wパワー」になった。

これはにおいが強く感じられたため断念。

 

次のシリーズが「アタッ〇 zero」。

これで家族が呼吸困難になってしまった。

においはexよりかなり少ないけど・・何かしらの成分にやられたみたい。

それから「アタッ〇 neo」の部屋干しも、実はにおいが気になってのどの違和感があったとのこと。

 

他社の洗剤はすべて試してみた。

無添加と書いてあってもにおいはある。

1回使っては処分するというもったいないことをずいぶん繰り返してきた。

(理由を話して身近な人に譲ってもいいのだけども、その人がにおうようになると困るため)

今思えば、いくつかセットでフリマアプリでお分けしたら、誰かの節約の力になれたと思う。

 

ネットのレビューでも、neoの製造終了は惜しまれている。

「においが一番少なくて気に入っていたのに」

という声が一番多い。

ネットで割高のもの、型落ちとして「処分値」で売られていたものを今まで買いためてきた。

 

もちろん石鹸洗剤も使ったこともある。「しゃぼん〇せっけん」

当時はガラケー全盛期。

近くの薬局で粉末しか手に入らなかった。(液体のものが商品としてあったのかは不明)

 

洗面器にぬるま湯を入れそこに粉末洗剤を加えて溶かして使うのだけど、粉末の粒子がとても細かいのか息をとめて作業してものどや鼻の中に違和感を感じる。

 

屋外で作業してみたり、工夫してみたけどいい方法を見つけることができなかったこと。

においは「せっけん感」が割と強めで、もう少し柔らかいにおいだったらなぁともやもやしてやめてしまった。

久しぶりにしゃぼん〇シリーズを調べてみたら、液体洗剤の「しゃぼん〇石けん スノール」というものを見つけた。レビューもよい。

 

家族の体調に合いますように。

 

 

 

 

部屋干しができなくなる

においをあまり感じない一般的な衣料用洗剤を使っている。

製造終了になったので、買い置きがなくなったときのことをいつも考えている。

 

新シリーズを試してみることにした。

若干洗い終わりににおいは感じるけど、症状はないし乾いたらにおいも感じない。

 

夜に洗濯をし、部屋干ししていたら、家族が急に咳をし出す。ずっと止まらない。

立て続けだから、息を吸うことができず顔色もおかしくなる。

背中をさすろうとも嫌がるので、どうしたらいいのか分からずおろおろするしかできなかった。

 

「どうしたの?大丈夫?」

「・・・苦しい。死ぬかと思った。なんか、いつもと違う洗濯のにおいだなぁと思ったらのどがイガイガしてきてあれ?って。しばらくしたら咳がこみあげて止まらなくなった。

咳が噴水みたいに湧きあがる感じで、もう息できないの。乾いた服は着れるから、自分がいないときに干してくれれば大丈夫だと思う。」

 

その洗剤は即処分した。

 

目に見えない成分で、息ができなくなるなんてとても怖かった。

同じ空間の中で、平気な人と呼吸困難になる人がいる。

 

最近は、今までの買い置きの洗剤に目のチカチカと、のどのイガイガを少し感じるようになったらしい。次の洗剤が見つかるまで、私が1人の時に洗濯をして乾ききったものを家にいれるようにしている。これなら大丈夫らしい。

 

家族は、根性論を持論とし神経も図太い。体も丈夫。

だからこそ、洗剤のにおいで体調崩す私に「気にしすぎじゃないの」「ストレスも関係ある」

「鼻栓はどう?」とメンタル方面でのアドバイス?をしていた。

 

自分が経験して「体・・なんか変わっちゃったのかなぁ。どうしよう 泣」と漢から女子に。

「我慢したら体に悪いよ」と言うようになった。

 

感覚過敏の人のイメージって、いろいろと敏感に受け取るからであって、もっとリラックスしたらいいのでは?という感じがあるらしい。そういう言葉をたくさんいただいてきた。

「ストレスのせい」

「気にしすぎ」

「しっかりしろ」

 

こう返事したかった。

「花粉症みたいに、誰もが突然なるんですよ。」

 

 

 

上司ににおいについて伝えてもらった後の出勤

先日の、においがする20代男性。

上司に、近距離での作業はむりという内容を伝えてもらうようお願いした後の、同じ出勤日。

 

いつもどおりあいさつはなし。

基本、別スペースで主な作業をして、たまに近くを通り過ぎるくらいで、真横で作業をすることはなかった。

たぶん、上司は言ってくれた様子。

でも、このパターンは3回目くらい。

日にちが立つとまた同じことの繰り返し。

 

 

彼は、ほかの人とは聞こえる声量で会話するけど、私に対しては聞こえない声。

普段から目が合うこともないし。

みんなで雑談が盛り上がっていても、私は・・

疎外感を集中という意識で消しながら作業を進める。

 

いじめではないけど、この空気は心地よいものではなく長年経験して慣れるものでもない。

睨まれ嫌味言わないだけましと考えている。

 

においを指摘するということはこういった現実が待っている。

分かってるけど、伝える。

苦しいのを我慢しないと決めたから。

 

それだけにおいって問題と「言った」とたん、亀裂が生じる。

職場いじめの発端になる。

私物がなくなっていることもあったし、陰口やひそひそ笑われたこともあった。

上司に言ってもらった後から、においが濃くなっていることも。

(気のせいと思いたい)

 

人との相性もあるかもしれないけど、平和な翌日が待っている確率は低い。

それが事実。

 

 

 

 

 

外出先での嗅覚過敏対策

基本、人の少ないところを選んでいる。

生活ランクの高い客層のスーパー。

海のある公園。

コロナ渦ということもあり仕事以外で出かけることは極力避けている。

 

価格が高めのスーパーでも、本当に必要なものしか買わないから安い。

普段使いのスーパーであれこれ買うほうが高くつくし、セールでは価格帯もほぼ同じであることも。

ネットショッピング(代引き以外)も利用する。

宅配の人には、玄関先に置いてもらって直接受け取ることは避けている。

 

それでも、この世に、においをまとっている人は一定数いるため「無臭」ではない。

最近は鼻栓(ティッシュ)+マスクで対応することで、つらい思いをすることが激変した。

 

あと、うまく表現できないが「香水や柔軟剤のにおい」がしそうな人を見た目で判断できるようになる。「においしなさそう」な人が違っていることのほうが多かったけども、それも段々分かりつつある。

事前に予測し、対策をしたうえで自分から距離を置く、近づかない。

その人が先に入店するのを見かけて、買い物をあきらめることも。

 

エレベーターは極力使わず、エスカレーターにする。または先送りにして、誰もいなくなってから乗る。途中で乗った人ににおいを感じたら目的階数でなくても降りる。

対応する店員さんがにおいを感じたとき「失礼します」と離れるし、もう行くことはしない。

(今まで気を使って我慢していたけど、自分を大事にすることにした)

 

外食していたころは、ホールの人がにおう場合「次からほかの人に持ってきてもらっていいですか」と伝える。そうすると、上司か先輩らしき人が来るようになって「なにかございましたか」となる。

「先ほどの方の香水か柔軟剤のにおいで体調悪くなるので」と(忙しいのにごめんねモードで)伝える。

その後、いくら誠実に対応してもらえても、店員がにおう時点で、そういうことを気にしていないお店ということなので次に行くことはない。チェーン店なら、全国規模で同じ意識なのだと思う。

 

私の勤務先がそうだから、間違いない。

 

何度かやりとりしていて感じたことは、においを感じたとき「飲食店で店員がにおうとかどうなの?」という感情を表に出さず、静かに事実だけ伝えるのが一番ということ。

 

「くさいんだけど?!」とストレートな言葉を放ってその後、穏やかな気持ちで過ごせることはない、たぶん。

 

こんな日々だから、人気のいない場所を見つけることが増えた。

 

生きづらいけど、仕方ない。

 

においのする人、嗅覚過敏の人どちらかが悪いわけではない。

喫煙と同じではないかな、と思う。

お互い心地よく生活できるように、距離を置く。

 

無臭ブームがなつかしいし、復活してデフォルトになってほしいな。

 

タバコのように20年先には、ルールが生まれるのだろうか。

 

 

 

 

 

柔軟剤とポマードのにおいがする20代男子

職場の男性から柔軟剤のにおいがし始めて1年以上。

以前は、1メートル以内範囲で感じる程度だったから距離をおいて対応していた。

 

数か月後、においの種類が変わる。

スパイシーでパリピ系のにおい、たぶん柔軟剤だと思う。

思わず「おはようございます」の次に「なんかつけてる?匂いがするんだけど」と口にしてしまった。今までの「距離を置くことで対応」できていたことが通用しない、明日から始まる苦悩を脳が瞬時に予測したのだと思う。

 

男性 「え?」

自分の袖をクンクン嗅いで首をかしげる

 

私「香水みたいなにおいがするんだけど。」

 

男性「つけてません」

 

私「じゃ柔軟剤なんじゃないの?とにかくにおうよ。」

 

男性「洗い残しかなぁ~」

 

上司にそのことを報告し、においを控えてもらうよう言ってもらったのだけど

現状変わらず。次の日からは、マスクを2重にして3メートル以上距離を置いて過ごすことにした。

マスクが2重だと声も聞こえづらいようで、どうしても会話が必要なときは、遠くから大きな声を出していた。

鼻栓、口呼吸も試してみた。パン屋だから、厨房は乾燥していてのどがカサカサになる。夏場の熱中症も頻度が高くなった。思い立った時に水分補給もできないくらい忙しいから、鼻栓対策はやめた。

(においは遮断できるけど)口呼吸も、鼻とのどの中間点辺りでにおいを感じる。

タバコの煙の横を息を止めて通っても鼻の中で何かしら苦い違和感を感じるのと同じ感覚。

 

次に試したのは、2重マスクでの、肌側のマスク(ポリウレタン製)を濡らすこと。

これは、思ったより効果があってよかった。時間とともに乾燥してくるけども仕方ない。

でも、通り過ぎるにおいは何種類かあるみたい。

ムスク系はあまり感じないけど、パリピ系は通過する。

 

高機能のマスクも数えきれないほど購入した。(コロナよりも以前のこと)

価格が高い分期待も膨らんだけど、そう大差ないように思う。

クレベリンのマスクが1番高性能だった。ただ、小さいサイズマスクの耳のゴムの長さが以前より長くなった分密着度が減りにおいを通すようになってしまったのが残念。

結んで調節もしてみたけども、鼻ガード機能とかの密着度が以前のようにはならないので、多分長さの問題だけではないのかもしれない。

ハイドロ銀チタンソフトガーゼマスクは、感激するほどの効果だった。

パン焼いてるのに、パンのにおいすらしない。自分だけ無臭空間。

長年の悩みから救ってくれる!と思ったのだけども、洗濯したら普通のガーゼマスクと同じ効果になってしまった。毎日新品を使用する余裕がないのがくやしい。

最終的には、PITTAマスクを濡らし、その上にクレベリンマスクでしのいでいる。

 

他、上司には「私からの休み希望は出さない。その代わりに、彼の出勤日と極力かぶらないようにシフトを作ってほしい。」とお願いした。言うからには、それなりの仕事もこなせないと聞く耳もってもらえないだろうと、今まで以上に頑張ったおかげで希望どうりに。(まったく会わないで済むわけではないけど)

その間、においの種類に変化が。

ムスク系からスパイシーパリピ、濃厚な花。現在に至っては、ポマードと甘い酸化油のミックス。

 

何十年ぶりに感じたポマードのにおい。

昭和時代の教頭先生とかこういうにおいしていた記憶がある。

20代男性でポマード臭+甘い、酸化油のにおい。

どこの柔軟剤なんだろう。

 

「ほんとにおう。ポマードって昭和中年男性の頭のにおいだよ。甘ったるいのと、古いとんかつのようなにおいもする。20代でダンディズム目指してるの痛くない?自由だけどオフの日だけにしてくれないかな?」って言いたいのを我慢というか飲み込んだ。

 

理性のまま行動していたら、胸ぐらつかんでいる。

それくらい我慢の積み重ねは限界に近づいている。

 

柔軟剤のにおいは熱が加わることによって濃くなるし、拡散する。

オーブンの前で作業されると、においは強烈に広がり、厨房中におう。

それによって車酔いのような、おなかに重く沈む頭がくらくらする気持ち悪さが始まる。

 

「気持ち悪いから隣で仕事できない。オーブン前作業を別の人に変えてほしい。」

上司に伝えて、交代してもらった。

理由は「昼からの配置変更するから急きょ変わって」。

 

上司は注意すらしなくなっていた。

たぶん保身からの選択だろう。パワハラになりかねないし、スメハラはデリケートでややこしいとされている。

 

それが分かったのは最近のこと。

「たぶん彼は、柔軟剤というものを知らないんですよ。お母さんが洗濯してるから。若いし、そういうことですね。」

「はあ・・」

 

あきれて向き合う気力すらなくなった。

話が通じない。

これが、上司の彼なりの答えのようだ。

ここで衝突すると、また店長が問題提示する人をねじ伏せにくるのだろう。

その切り札が俺にはある、という意図も感じた。

 

 

先日、オーブン前でまた彼が作業しようとしていたので「あなたに入られるの無理だから。」と伝えた。

 

彼は黙って立っていた。

その日の帰りに「なぜこの前のようなことが繰り返されるのか、理由とか今まで言ってないんですか?」と上司に聞いたら「言っていない」と。

「ちゃんと言って伝えてください。お願いします!!」

 

伝えたけども、期待はしていない。

多分言わないだろう。 

今までもそう。

 

もうこの人の元で働けないと感じてる。

以前も同じように問題解決をお願いしたら、店長が出てきて逆切れで怒鳴られた。

立場を利用した強制終了。

 

上司も店長も社内評判は低い。ついていけないと去った仲間もいる。

そういう会社なんだ、と思っているからどこか諦めもある。

 

問題の先送りは解決ではなく、同じことを繰り返す原因に過ぎない。

その都度、相手をねじ伏せ問題を握りつぶして「解決」とするのだろうか。

 

自分の子が、難しい問題に直面したとき父親としてどう向き合うのだろう。

「俺は仕事がある」と妻に丸投げなのかな。